RIAノーボスチ: Group-IBは、BadRabbit ウイルスに関する情報をインターポールに渡しました(BadRabbit サイバー攻撃のまとめ 18)

元記事: Group-IB передала Интерполу сведения о вирусе BadRabbit
BadRabbit サイバー攻撃のまとめ(ロシア語)
Wikipedia: RIAノーボスチ(РИА Новости)とは?

モスクワ 2017/11/2 - RIAノーボスチ サイバー犯罪の未然防止・調査会社のGroup-IBは、BadRabbitウイルスに関する攻撃に関与している具体的な人物を特定することができる情報をインターポールに渡したと、述べました。

情報は、インターポールのサイバー犯罪を調査する部門 ― INTERPOL Global Complex for Innovation ― の専門官に情報交換協定の枠内で渡されました。

暗号化ウイルスのBadRabbit は先週、ロシア連邦のマスコミと金融機関関連に対して攻撃を仕掛けました。また、ウクライナのインフラに対しても同様でした。

Group-IBの専門家は、暗号化ウイルスのBadRabbit (10月)と、 NotPetya/ExPetr(ウクライナの通信事業者と金融機関に6月に攻撃した)の攻撃は、同じハッカー集団組織が行ったと説明しています。

"調査の中で専門家はデジタル証跡を見つけ出しました。これはこの攻撃に具体的に関与している人物の特定を可能にします。サイトの防御システムから漏れた情報の一部は、北朝鮮の準政府機関であるいちハッカー集団のLazarusと同じテクニックを使ってハッキングされたサーバーに送り込まれました" と、Group-IBは公表しました。

"完全な調査を行うためにサイバー犯罪の調査を管理するインターポールの部門に情報は送られた" と、 Group-IBは伝えています。

訳: YAMAMOTO Takashi 日本ウラジオストク協会理事